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ロッド・ビルディング

釣りに使うロッドの殆どは、自分の好みでブランクよりカスタムで組んだものです。
かれこれ50本以上は組んだと思います。用途に合わせていろいろ工夫するのは、とても楽しいですし、自分のスタイルに合ったタックルは釣果にも好影響をもたらしてくれます。
ロッドビルディング日記を付けています。SLOW HANDSへもどうぞ。


既製品も多少混じっております
この他にフライロッドが8本くらい?アリマス

最近作った物を中心にご紹介します。サムネイルはクリックで拡大します。
Sabre Dance 剣の舞
2-9mmのソリッドをシルバー塗装 ティップは蛍光オレンジのぼかし
COMETA★ROSSA 赤い彗星 LiTEJIG66-SLIM
TRS100Pとセットするためにビルド 赤メタマットカラー+ゴールド  
鯛玉匠 LITEJIG66
コンクェスト100をセットする為にビルド マジョーラマゼランでティップはシルバー〜オレンジに
エバ用 トップウォーターロッド ルーミス L842   EVER BLUE
20gくらいまでの軽いルアー用 5キロまでは獲れるかも(笑) このリールシート好きです。
メバルロッド 依頼分
7ft.6in. 某店オリジナル ティップは夜光塗料でほんのり光ります。 Noctiluca(夜光虫)
電動ジギングロッド 某高級ジギングブランク
300gも楽勝で担げます。この飾り巻きはかなり気に入ってます。簡単なんですけどね(笑)
ミディアム・ウイリーロッド Bグラスをシルバー塗装
依頼ロッド シーボーグ150S+50号でドンピシャのイメージ 暴君の剣(笑)
ジギングロッド テンリューブランク
依頼ロッド ミクシ10000記念(笑) 130gくらいがピッタリのイメージ マジョーラ塗装
ライトジギング
久々のスピニング用です。3キロまでの小物で楽しいロッドです
ボート用エギングロッド
レインシャドウの6.6ft. IM7 パンパンで羽根のように軽いので ガンガンしゃくれます。
メバル用ロッド AJAX
なかなかイイ感じです リールシートもブランクもシルバー系で統一しました
カミさん用キス竿(ライトスピン)
レインシャドウの2ピース ブランク塗装をオレンジのぼかしで コルクは軽くていいですね
ライトウィリー兼ボート小物用 ディオンさんに嫁ぎました
Lamiglas G1000 6.6ft とても軽くてパラボリックアクション シルバー+レッドのぼかしです
依頼ロッド
2-8mm Bグラスソリッド マジョーラ+パールにスカーレット 日の丸カラーです
5.5ft. ジギングロッド
オーシャンガイドのスパイラル 超軽量のパンパン高弾性です。200gくらいがベスト
ライトウィリーロッド 第三弾
Bグラスソリッド 1.6-8mm マジョーラに塗ったブランクにオレンジスレッド これがメインアームズ
ライトウィリーロッド 第二弾 道場長に進呈。
St. Croix SC1 6.6ft.で作りました。ちょっと堅めかも。初めての白スレッドです。
カワハギロッド
ショップオリジナルブランク これもちょっと堅め。ガイドをメタスレで巻いてみました。意外とイイ!
ライトウイリーロッド
海遊丸オリジナルのMPGブランクです。10〜30号っていうところです
シイラ用 ライトキャスティング
ルーミス L844 IM6 ?だと思いますが不明(笑) 1オンスぐらいまでのキャスティング用です
メバル用ソリッドティップ 
 ジャストエースMST702にローライダー&LDBの組み合わせです
エギング用ロッド 
 ゼニスのカーボンメッシュ 結構固めです ガイドはエギング用のチタンのセットです
ジギング・スピン 5'9" TAKEちゃんに嫁ぎました。 
 200g位まで グリップサイドを削って脇に挟みやすくしてます ガイドはオーシャンでALL逆付け
ジギング・ベイト 6' 
 ゼニスチタンメッシュ 300g位まで ガイドはオーシャンのスパイラルです 
ライトGT 8'6" 
 100g位までのキャスティング チタンのハイスピンダーの逆付けです 
ライトポッピング ルーミスライトソルトウォーター 905L 
 カンパチ&エバのトップ用です ステンローライダー PEのキャスティングにはローライダーですね
カミサン専用万能スピン 5'6" 
 主にキス用ですが なんでもちょうど良い感じです ハイスピーガイド
エギングロッド 竹模様で和風仕上げです
 ブランクはトラウト用8'6"ですが かなり良い感じでしゃくれます
ボート用ライトスピン 
 ネイゴなど1kg前後の遊び用 低弾性カーボンですので結構粘ります
ボート用ライトスピン 某有名バススピンの改造
 元は6'ですが ティップを折っちゃって5'6"に(;。;) もったいない〜
ジギング・ベイト bottanさんに進呈。
 150g位まで 近海用 去年までのメインロッド ベイト派なんです
ボートエギング用 ケン坊さんに進呈
 6'のラバージグ用をバットを延長して6'6"に EXファーストアクションです エギ用なのに魚模様(笑)
カワハギ用 
 バットはカーボン ティップはグラスソリッド削りだし ミニクロSicのスパイラルです
ダゴチン用3本 漆の研ぎ出しです 黒は螺鈿(ラデン=貝)の研ぎ出しです 
 すべてティップの固さを変えています 布袋竹は見た目は良いのですが...




ロッドネームです

金銀が印刷できるアルプスのプリンタとデカールシートを使用します。
市販のロッドのように綺麗にネームを印字できるようになりました。
ちなみにインクジェットは退色するので使用できません。

手順としましてJigger's Sun 自画自賛?
1.プリンタで ネームを印字 金・銀などのメタリックが綺麗です
2.用紙をカットして水転写(プラモデルのデカールと同じ)
3.充分乾燥してから 流れ止めにクリアウレタンをエアブラシで数回吹き付け
4.エポキシ塗装で完成!

こんな感じですが 途中の乾燥を充分に取らないと失敗しますので ご注意ください。
上が塗装前 下が塗装後です。(別のロッドですが) 
ルアーなどにも応用できます。



ちなみに このプリンターとアイロンプリント専用シートで 左のようなTシャツなどのオリジナルプリントも作ることが出来ます。
こういった用途には いろいろ遊べるプリンターですのでお薦めですよ。
旧式の中古はオークションに結構安く出てますが、程度にかなり差があるようなので注意が必要です。

エポキシ塗装について

スレッド巻きは何とかいけても塗装でうまくいかないという話を良く聞きますね。
失敗しないエポキシ塗装について、いくつか注意点を書いてみたいと思います。

1
エポキシ塗料は大量に混合するほど硬化が速くなります
使用量の1.5〜2倍程を目安に混合します。ちなみに上のジギングロッドで8〜10cc程必要です。
部屋の温度にも注意しましょう。15〜20℃位が理想です。特に冬場は暖房しないとなかなか硬化しませんので注意してください。

2 混合は油膜が浮かないよう必ず新品の計量カップで。
シンナーなどで洗っても、完全には綺麗にはならないようですので、勿体無いですがカップは使い捨てです。
混合前に極細のマジックでカップの目盛りに印を入れておきます。
3 先に硬化剤を計量します。 
4 次に基材を少しずつ継ぎ足して計量し(重いので下に沈む)、正確に1:1に混合します。目盛りを読む時 上側の硬化剤の表面張力に注意しましょう。
基材は低温で硬くなりますので、冬は湯煎などで予め温めて柔らかくしておきます。
5
薄め液は絶対に使用しないこと

正規品でも硬化が遅くなり、完全硬化しにくくなり強度が落ちます。何か成分が壊れるような気がします。
ましてや アルコール等指定外溶剤で希薄するのは避けた方が良いでしょう。基本的にエポキシは薄めて使うべき塗料では無いと思います
  混合後は1分程度良く攪拌し、その後ヘア・ドライヤーで加熱して軽く気泡を抜きます。塗料も柔らかくなってシンナーを混ぜなくても塗りやすくなります。

6
ロッドをフィニッシングモーターにセットし、ガイドを上にします。この時点でもう一度ガイドの向きを確認しておきましょう。
まずガイドの足の際に気泡が入らないよう、全てのガイドの足の先端の方から真中あたりまで塗料を乗せます。
NCPスレッド以外は塗料が染み込むと若干色が黒っぽくなります。淡色は殆ど透明になります。
7
その後、モーターを回しながら、塗料を乗せていきます。とりあえず細かな気泡は気にせず一気に全個所塗ってしまいます。ガイドの部分は足の先端から中心に向けて気泡を押し出すように塗ります。

8
一通り塗り終えたら塗料の分量(厚み)を調整します。その後、再びヘア・ドライヤーで加熱すると気泡が抜け、滑らかになった塗料がムラ無く均一になります。もしガイドの足の際に気泡が残ったら、針で抜きます。

9
あとは4〜6時間ほどまわして、その後1日ほどガイドを下にしておき絶対に触らないようにします。余った塗料をなにか端材に塗っておくと硬化の目安になります。ちなみにフィニッシングモーターは古いスミスのもので、モーターは強力タイプに交換しています。





以上、簡単ですがちょっとした事で随分と仕上がりに差が出ます。失敗の数ほど上達しますので、懲りずにチャレンジしてみてください。
最近は重ね塗りをせずに1度塗りで仕上げることが多いです。海用のロッドはこの方が強度が出るように思います。

パーツの購入に関しては、埼玉の渡辺つり具店や大阪のクマハウスがお薦めです。いろいろとお世話になりました。
わからない点は遠慮なくBBSでお尋ねください。




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Special Thanks To Mr. Mat